プラチナは、昔は銀と間違われていた時があります。 間違われたプラチナは廃棄されてしまいました。もったいない話ですね。 錆びることなく安定した金属であることから、金と並び宝飾品の原料として珍重されていますが、自動車の排気ガスを浄化する触媒としての効能から、産業用としても高い需要があるのです。 宝飾品としては、指輪のほかネックレスやピアスなどに加工されています、特にピアスでは、金と同様安定したイオン化傾向のため、最初に空けたピアス穴には、プラチナを付ける、などと言われています。 プラチナの魅力は、何と言っても白金といわれるような、シルバーとも違う白い輝きだと思います。 しかしながら、いくら表面を研磨しても金や銀のような光沢にはなりません。 逆にこれがプラチナの大きな魅力とも言われています。「いぶし銀」などと言われますが、本来の光沢をわざと抑えて、かえっておしゃれな演出を醸し出す、そんなイメージがあるのでしょう。 手に入りにくいチケットの事をプラチナチケットといいますが、ある意味では金よりも希少性が高く、宝飾品以外にも使用頻度の高い金属は、ほかには見当たらないと思います。